医療用としてご利用いただけるタッチパネル、超音波表面弾性波方式「SAW」と投影型赤外線方式「PIT」のご案内をしています。「SAW」は10.4~42型、「PIT」は15から42型まで対応可能となっています。医療分野で利用されるタッチパネルとして、医療関係者が使用する機器・装置や院内業務のOA機器、患者や来院者が利用するベットサイド端末、セルフサービス端末などのカテゴリーがあります。
診察情報入力や管理システムは医療分野において利用される代表的な用途ですが、医療現場の業務中に操作されるために、正確に安定して稼働することが求められます。

医療用タッチパネル「SAW」と「PIT」

医療用現場で使用される様々な医療機器や機器や病院内の業務に利用される装置、自動再来患者受付機や自動支払機などのセルフサービス端末への用途があります。医療用タッチパネル「SAW」と「PIT」の特徴は、医療分野において求められる清潔感、光透過率が高いので画質を損なわない、ゴム手袋で接触可能なタッチパネルとなっています。

  • 医療機器
  • 受付・再来予約端末
  • 処方窓口の情報システム

超音波表面弾性波方式タッチパネル「SAW」は医療用途向き

超音波表面弾性方式「SAW」(医療向きタッチパネル)は、隅のX/Y発信からそれぞれの表面弾性波を発信し、反射アレイによって表示部上に行き渡り、X/Y受信子に戻ります。触れると接触部分の表面弾性波が減衰します。コントローラーはその部分の表面弾性波信号の変化を座標で計算し、位置を検出します。押圧を検知するのでZ軸方向のデータも検出可能です。構造はガラス1枚なので、透過率が高く、耐久性・対傷性も優れています。

医療現場のタッチパネル「SAW」と「PIT」

特徴としては、フィルムや透明電極を画面に張り付けない構造なので透過率が高い。表面のガラスによって静電容量方式以上の耐久性や耐傷性が確保できる。万が一、表面に傷が付いても操作の検出が行える(静電容量方式では表面の傷で信号が途絶えることがある)。構造上、経時変化や位置のズレが発生せず、高い安定性と長寿命が得られるなどがあります。

  • 90%以上の高透過率
  • ガラス一枚の構造で、表面に傷に強い高耐久性
  • 寿命は5千万以上
  • 手袋入力可能
  • 表面はクリア、アンチクレア、強化ガラスに対応可能
  • 対応可能サイズ:10.4~42型

投影型赤外線方式タッチパネル「PIT」は医療用途向き

投影型赤外線方式タッチパネル「PIT」(医療向きタッチパネル)は、赤外線方式技術を活用して、発光子と受光子のLEDは裏面に配置する構造です。赤外線を反射板で反射させて、表面で感知する構造です。画面を操作すると、赤外線が遮られることで、縦横方向から位置を検出します。

  • 超薄型ベゼル、最小値2.0×4.0mm(H×M)
  • 洗練されたデザイン
  • 優れたマルチタッチのパフォーマンス、マルチ5点、10点可能
  • 優れた感度
  • 高画面が表示可能な高透過率
  • 画面全面可能
  • 対応可能サイズ:15~42型 (現在21.5、23型のみ)